ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

舞踏会の手帖

仏/’37年製作/ジュリアン・デュヴィヴィエ監督 夫を亡くした若妻が、20年前の舞踏会で出会った男たちに会いに行く。 過去にすがるためにはじめた旅は、いつしか未来へ歩むための道に変わっていく。死を選んだもの、夢をあきらめたもの、新たな生きがい…

十二人の死にたい子どもたち

日本/’19年製作/堤幸彦監督 自殺志願の少年少女たちが集まる秘密の会合に、誰も知らない13人目が現れる。冲方丁の同名小説を映画化したものです。 いやそれはないだろうという突っ込みはひとまず置いておいて、ネタバレが過ぎる描き方に興醒め。ミステ…

デューン/砂の惑星

米/’84年製作/デイヴィッド・リンチ監督 宇宙の勢力図を変える資源を巡り、救世主と予言された男が敵に立ち向かう。 詰め込みすぎてダイジェスト版のよう。宇宙を股にかけた壮大なスケールの世界観のはずなのに、個人的な復讐が動機であるように主人公の…

黒い砂礫

日本/公演中/オレンヂスタ(ニノキノコスター作・演出) 感想、後ほど。。。

ラクダ

日本/公演中(ソワレ)/16号室(八代将弥a.k.a.SABO作・演出) 女たらしのマスターの居るカフェバーに集まる女たちの狂気と愛。名古屋の劇団「room16」の作品を後身の企画団体により上演した作品です。ケースBのキャストで、初観劇。 演劇よりも映画で観…

機械と音楽

日本/’19年公演(再演)/serial number(詩森ろば作・演出) ロシア革命前後に起こった芸術運動「ロシア・アヴァンギャルド」のなかで理想と現実の狭間に揺れた建築家たちの物語。風琴工房あらためserial numberは初鑑賞です。 共産主義と社会主義の違い…

ドラえもん のび太の月面探査記

日本/’19年製作/八鍬新之介監督 月面に隠れて暮らす宇宙人と出逢い、かつて住んでいた星の危機を救う。 「想像力は未来」という大きなテーマが貫かれた作品として、近年の「映画ドラえもん」シリーズのなかでは抜群に素晴らしい。とはいえ気になる部分が…

ドライヴ

米/’11年製作/ニコラス・ウィンディング・レフン監督 運転技術に秀でた男が恋に落ちた女性を助けるため命をかける。カンヌ映画祭で監督賞を受賞した作品です。 表稼業は自動車修理工とカースタント、裏ではどんな危険な状況でも指定地点まで車を走らせる…

バルカン超特急

英/’38年製作/アルフレド・ヒッチコック監督 感想、後ほど。。。

パラサイト 半地下の家族

韓/’19年製作/ポン・ジュノ監督 貧民街に暮らす家族が裕福な家庭に寄生していく。外国語映画初のアカデミー作品賞に輝いた記念碑的作品です。 貧富の差を軽妙に、そして会心の一撃をもって描いた作品。韓国だけではない社会問題であることが世界的評価に…

引き波に乗る蜘蛛

日本/公演終了(ソワレ)/劇団飛び道具(大内卓作・演出) 演劇と仕事と家庭に追われる遅筆の劇作家が書き上げた一本の作品とその過程を描く。京都の劇団、初観劇です。 セミプロとして活動する多くの演劇関係者は、もちろん生活者でもある。才能がなくて…

オーシャンズ11

日本/’19年公演(再々演)/宝塚歌劇団宙組(小池修一郎作・演出) 最愛のパートナーを奪われそうになった詐欺師がラスベガスのカジノの金庫を狙って仲間を集める。大ヒットを記録したハリウッド映画を宝塚がミュージカル化した作品です。2011年に星組、2…

獅子王 SHI-SHI-O

米/’16年公演/松竹(作 戸部和久) 人間界に降り立った獅子の子の成長の物語。アメリカ・ラスベガスのエンターテインメントの殿堂で行われた初の歌舞伎劇場公演です。 宙乗りや早替え、本水など歌舞伎のケレンたっぷりに、現代のデジタルアートも取り入…

熱帯樹

日本/’19年公演/世田谷パブリックシアター(三島由紀夫作、小川絵梨子演出) 裕福な家庭に渦巻く闇を描く。 4人の親子と1人の伯母の5人芝居による歪んだ愛憎劇はまるでギリシャ悲劇さながら。家族4人のそれぞれの思いは狂気的でいて、普遍的でもある…

グエムル 漢江の怪物

韓国/’06年製作/ポン・ジュノ監督 突然変異した怪物に娘をさらわれた家族が奪還に挑む。 外国語映画初のアカデミー作品賞という快挙を成し遂げたポン・ジュノの名前を知ったのは当時この映画がキネ旬3位だったから。観る機会はついぞ得ずやっとの鑑賞。…

夜明け告げるルーのうた

日本/’17年製作/湯浅政明監督 人魚伝説のあるまちにあらわれた人魚と、少年たちの交流を描く。 心を閉ざした少年は音に興味を持ちつつも、気持ちを伝える音楽に対しては距離をおく。そんな彼の音に引き寄せられた人魚の少女。町興しの目玉として、漁業の…

ラストレター

日本/'20年製作/岩井俊二監督 姉になりすましかつての初恋の相手に手紙をしたためる妹と、姉を一途に想い続ける小説家の物語。 登場する人々は子供も成人も老人もみんな、純真無垢な少年少女のよう。彼らはネット社会の現代にあえて手紙を書く。綴られた…

タワー

日本/公演終了/ままごと(柴幸男作・演出) 感想、後ほど。。。

ツアー

日本/公演終了/ままごと(柴幸男作・演出) 感想、後ほど。。。

ジョジョ・ラビット

米/’19年製作/タイカ・ワイティティ監督 ナチスに憧れる少年が、家に隠れるユダヤ人との交流を通じて成長する。 多感な少年へのマインド・コントロールは小さな疑念から音を立てて崩れていく。第二次大戦のサイドストーリーはさまざま描かれてきましたが…

グローリアス!

日本/’17年公演/シーエイティプロデュース(ピーター・キルター作、鈴木勝秀演出) 壮絶なオンチに翻弄される若手ピアニストと歌姫の交流を描く。 荒唐無稽ながら実話をもとにした作品だとか。歌いたいという欲求を実現し続けた歌姫、ただその魅力が伝わ…

喝采

日本/’17年公演/加藤健一事務所(クリフォード・オデッツ作、松本祐子演出) 酒におぼれたかつての名優を再起させたい演出家と、役者の妻の攻防。 2幕の急展開についていけるか不安になりましたが何とか喰らいつきました。創造活動するにあたっての焦り…

raw 精神と肉体の展覧会

日本/公演終了/HI×TO 「精神と肉体の展覧会」と銘打ったダンス公演。結成まもない団体、初鑑賞。 客席に挟まれたランウェイのようなステージに、ペンキにまみれた裸の女性が座っている。その周りを黒に身を包んだ人々が身体を動かすコンテンポラリー作品。…

マッチ売りの少女

日本/公演中(マチネ)/劇団不労社(別役実作、西田悠哉演出) 大晦日の夜、平凡な夫婦の夜のお茶会にストレンジャーが現れる不条理劇。別役の代表作のひとつを大阪の劇団が京都で上演したものです。 以前に映像で観た作品より小劇場風味で、それが効果的だっ…

ムンク|幽霊|イプセン 美術館パフォーマンス

日本/公演中/第七劇場×愛知県芸術劇場×愛知県美術館(E.ムンク・H.イプセン原作、鳴海康平演出) ムンクの絵画をモチーフに、ムンクのことばを紡ぐ美術館内でのモノローグパフォーマンス。 イプセン「幽霊」を題材にした絵画を新たに所蔵したことにより、美…

マスカレード・ホテル

日本/’19年製作/鈴木雅之監督 連続殺人事件の発生場所に指定されたホテルに潜入する刑事とホテルマンが互いの仕事を果たす。東野圭吾の同名小説の映画化です。 さまざまな人間が集まるホテルという場を存分に活かしたグランドホテル形式の作品。ただ軸と…

ブレードランナー2049

米/’17年製作/ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督 前作『ブレードランナー』から30年後のアメリカを舞台に、人造人間を取り巻く陰謀を描く。 世界観やシナリオを引き継ぐ正統な続編。ウトウトしながら観てしまいストーリーは断片的にしか掴めずも、消息を絶った前…

GAMBA ガンバと仲間たち

日本/’15年製作/小川洋一総監督 イタチに狙われるネズミたちを助けるため、まちネズミと船ネズミが力を合わせて戦う。 名作の誉れ高いテレビシリーズから40年経って製作された、子年に観るに相応しいネズミ大活躍のCGアニメによる冒険活劇。たくさん仲間…

心が叫びたがってるんだ。

日本/’15年製作/長井龍雪監督 本音を言えない思春期の男女たちがミュージカルを通じて心を開いていく。2年後に実写化もされたアニメ作品です。 秩父を舞台にアニメツーリズムとしての評価高く、はてさて作品はというところ。結論、予想外に面白かったで…

チェイス!

印/’13年製作/ヴィジャイ・クリシュナ・アーチャールヤ監督 父親の命を奪われたサーカス団の息子が、死に追いやった銀行へ復習する。インドの興行収入を塗り替えたという大作です。 派手なアクションとキレキレのカメラワークに興奮冷めやらぬボリウッド…