ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

風の谷のナウシカ

風の谷のナウシカ [DVD]
日本/’84年製作/宮崎駿監督


自然を愛する小国の王女が、崩壊する世界の理を探し求める。コロナ禍で新作公開が延期される中でのジブリ作品上映企画のひとつです。
いつかは映画館で観られる日がくるとは思っていましたが、まさかこのタイミングだとは。大画面で自由に風に乗るナウシカの雄姿を観ただけで興奮と感動冷めやらず。完全無欠ではないヒロインが、悩みながらも目の前のたくさんの理不尽なことに精一杯立ち向かう、宮崎駿自身による原作漫画ではまだ序章というところでの映画版。先日の歌舞伎版では最終章まで上演されたということですが、これはこれで良し。
ナウシカ役・島本須美の抜群の透明感。

ロシュフォールの恋人たち

ロシュフォールの恋人たち(字幕版)
仏/’66年製作/ジャック・ドゥミ監督


田舎町のお祭りの日に集まる男女の出逢いを描くミュージカル映画
陽気でお洒落で華やかな人生讃歌。生きる喜びイコール恋という単純な方程式が全人類に当てはまるかのような図抜けたお気楽さであっても、フランスというお国柄で、かつお祭りの非日常感も相まって鼻につかない不思議。それ以上に、どんな偶然も許せてしまうし、路上で男女が躍っていてももしかしたら常にそうなのかもとまで思ってしまうほど、街そのものが魔法にかかっているかのようです。色彩に酔う。
カトリーヌ・ドヌーヴフランソワーズ・ドルレアックの強烈な双子姉妹は、現実でも姉妹なんだとか。

スポットライト 世紀のスクープ

スポットライト 世紀のスクープ (字幕版)
米/'15年製作/トム・マッカーシー監督


聖職者の児童虐待にまつわる組織的隠ぺいを暴き出した新聞社の戦いを描く。アカデミー作品賞受賞作です。
当時の記憶も薄っすらとあるとはいえ、いま現在からたった20年前の実話であることに驚きます。カトリック社会における「教会」のもつ意味が真にわかることはないのでしょうが、その一端を感じ取れるだけの力と熱量のある映画でした。特ダネを追うことから社会のためになる記事を書くことへ意識が変わり、身近に潜む狂気や大切な人の気持ちに敏感になっていく。社会が変わるというのはそういうことなのかもしれません。
記者役にマーク・ラファロ、その上司にマイケル・キートン

シャイニング

シャイニング (字幕版)
英/’80年製作/スタンリー・キューブリック監督


避暑地のホテルの冬の管理人に雇われた一家に奇妙なことが起こる。スティーヴン・キング原作のホラー映画です。
海外のホラーはパニック色が強いので、苦手ながら観られたりします。呪いにまみれた館で正気を失っていく男。霊感のある息子が引き寄せているのかと思いきや、男自身が過去の因縁と関わりがあったかのようなラストで、結局のところ何が引き金となったのかもよくわからなかったのですが、屋外の植栽の巨大迷路や、バスルームの扉から顔を覗かせる有名なシーン等、印象的な箇所が多いのは残る映画の証しなのでしょう。
ニッと笑うジャック・ニコルソン

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q

日本/’12年製作/庵野秀明総監督


前作から14年経った世界で、究極の目的に邁進する組織とそれを阻む組織の攻防のなかで目覚めた少年の姿を描く。エヴァシリーズの新劇場版にして、これまでとはまったく新しいストーリーとなった3作目です。
感想、後ほど。。。

ドクター・ホフマンのサナトリウム

日本/’19年公演/KAAT神奈川芸術劇場プロデュース(ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出)


フランツ・カフカの第四の未発表長編作品が発見されたことから、場所や時代が迷子になっていく。
感想、後ほど。。。