日本/’23年上演(マチネ)/劇団蒼天の猫標識(いば正人作・演出)
感想、後ほど。。。
東西ドイツの諜報部による騙し合い。
冷戦時の情報戦をビジネスライクに手掛ける諜報部員が、作戦遂行中に恋に落ち、人間としての情を持ってしまう。清濁あわせもち、微妙なパワーバランスが崩れた方が死ぬゲームのような世界に、主人公は正義を感じることができずあくまで仕事だと自らに言い聞かせている姿が珍しく。主義主張ではなく個々の人間として描いているところが好印象でした。
リチャード・バートンとクレア・ブルーム。
日本/’15年公演/公益財団法人埼玉県芸術文化振興財団・ホリプロ(W.シェイクスピア作、蜷川幸雄演出)
恋に翻弄される男と女の喜劇。彩の国シェイクスピアシリーズのオールメール作品のひとつです。
終わり良ければ総て良しの精神過ぎて「お前いい加減にしろよ」のオンパレード。愛の誓いを簡単に破り、友情を裏切り、それを俺はこんなに苦悩してるんだぞという男。カッコイイ顔してカッコイイ台詞で語っても言っていることはクソ。一途な友人はまともかと思いきやラストにひとことだけいらんことを言う。それに比べて女性陣のたくましさたるや。
カップリングは溝端淳平と三浦涼介、高橋光臣と月川悠貴。月川は相変わらず性別を超える。