メットガラ ドレスをまとった美術館
メトロポリタン美術館で開催されるファッションイベントを通じて、アートにおけるファッションの位置を探るドキュメンタリー。
ファッションはアート足りえるかとの問いに対し、そういう場合もあると答えるのは容易い。この映画では、ファッションは産業であることを立地点とし、どれだけ純粋なアートでもお金とは切り離せないことを際立たせる。つまり、ファッション側からアートを刺している。そんなギラギラした貪欲な挑発が、アートを刺激しているのだ。
『プラダを着た悪魔』のモデルになったという雑誌「ヴォーグ」編集長アナ・ウィンターがメインのひとり。圧倒的存在感。