ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

すこたん!

日本/’21年公演/serial number(詩森ろば作・演出)


ゲイバイ男性のための場をつくった2人の男性の30年の軌跡を中心に、生きづらさを抱える人々の姿を描く。
ひたむきに頑張るマイノリティ、ではなく悪態はつくし、身勝手だし。でもそれが当たり前と思われてないからこうして物語になるのであって、根深さに溜息が出ます。そもそも、はじめにマイノリティでくくってしまっている自分がすでにステレオタイプにハマっているのだと今気づく。これはただ彼らひとりひとりの物語でしかないのだから。
きっと悩みながら、それでいてエンターテインメントに昇華させた役者陣に拍手。