ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ファッツァー」

日本/'13年公演/地点(ベルトルト・ブレヒト作、三浦基演出)


第一次世界大戦の脱走兵を描いたブレヒト未完の戯曲本邦初上演だとか。東京から京都へ拠点を移した現在の演劇界でかなり尖った劇団「地点」による初ブレヒト劇です。地点は初見。
チェーホフシリーズ等でとにかく古典の上演の評価の高い「地点」。んんん、刺激的なのはわかります。が、全然わからない。筋らしい筋がなく、台詞もわざとブツ切りにされ、ドラムセットとエレキギターの生演奏されるリズムに乗せて進む。まるでパンクな音楽を聴いているかのよう。これは、あれです、わからないと自分の芸術センスが問われるとか、そんな感じ。一度劇場で観よう。それからですね。
石田大が気になります。