ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「キル」


日本/公演終了/44口径マグナム


野田秀樹の傑作戯曲を名古屋の劇団「44口径マグナム」が上演したものです。この団体は寡作であり、前回初観劇した際に高品質な既製戯曲上演を行っていたため、待ち望んでの公演。
作品はオリジナルに忠実な印象。全体的にクオリティはあるのに、いかんせん草原と青空が広がらない。つまるところ、工の字型の舞台を横方向に使うことに終始してしまい、のっぺりとした見栄えしか生まれなかったからではないでしょうか。奥の昇降幕は固定でいい。あと、ファッション業界を舞台とするこの演目を上演するからには、衣装にはもっとこだわって欲しいと思います。
テムジン役は客演の吉田光祐。ギラギラしていて良し。恒例らしい次回予告は「食戟のソーマ」。ネタがわからず帰りに本屋へ走りました。