ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「第十七捕虜収容所」

第十七捕虜収容所 [DVD]
米/'53年製作/ビリー・ワイルダー監督


第二次世界大戦独軍の捕虜になった米兵たちの収容所での日々を描く。
海外の戦争の裏側を描いた映画を観るたびに日本は平和ボケの似合う国だなと思います。「戦争」を繰り返してきた大陸の人々にとって、それは人民が主となり、勝敗をつける為に明確なルールのもとで行われる「GAME(試合)」であって。国が主導し国民総出で"堪え難きを堪え"て生活をすり減らした日本にとっての「それ」とはそもそもが違うものなのかと。日本は平和ボケしているくらいが丁度良いです。
ワイルダーの演出がひかり、群像劇としても面白い。