ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「深呼吸する惑星」


日本/公演中/第三舞台(鴻上尚史作・演出)


地球の支配下にある惑星で生きる人々の「記憶」。小劇場第三世代を彩った劇団「第三舞台」の、10年の休止期間を経ての復活・解散公演です。
帰ってきた第三舞台。ずっと好きだったんだぜ。遅れてきたファンである僕にとって解散が残念という気持ちはなくて。それよりもよく最後にもう一度やってくれたという嬉しさが勝ります。ネタバレは避けますが、お約束とファンサービス満載でそれでもう十分です。震災の影響色濃い作品、でも内容に思いを馳せるだけの衝撃はなく。ネットへの考察は鴻上らしい。松井るみの舞台美術に感動しました。ラスト15分はまさに往年の第三舞台
筧利夫はもう第三舞台でしかああいう役はできないんじゃないかしら。楽しそう。客演として高橋一生が必要な意味がわかりました。カメオ出演も期待していて、その期待が高いことが逆に不安だっただけに、自分ごとのように嬉しい。