ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「検察官」


日本/公演中/柿喰う客(N.ゴーゴリ作、中屋敷法仁演出)


小さな田舎町に検察官が視察に来るという情報が飛び込み巻き起こる大騒動。ロシアの文豪ゴーゴリの喜劇を、「柿喰う客」が韓国の劇団「連劇美」の俳優を招いて上演する日韓交流企画公演第3弾です。
60分でこの密度、この尖り。日韓交流ということで乱れ飛ぶ日本語と韓国語、しかも役者の国籍関係なくみんなが両方喋るのには驚きです。つまりは2ヶ国語が混在する世界観が前提ということ。それでいて違和感が少ないのは、それだけ日常もグローバル化しているということでしょうか。柿的パフォーマンスは相変わらず刺激的で痺れます。ブラックコメディに笑っていたら最後に「笑われているのはお前らだ」と言われてギクリとするオマケ付き。
玉置玲央を見に行って魅せられて帰ってきました。永島敬三が思わぬ拾い物、葉丸あすかは深谷由梨香と被ってて残念。韓国俳優ではイ・ウンセムが可愛かったです。