ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

アニメ「セロ弾きのゴーシュ」

セロ弾きのゴーシュ [DVD]
日本/'82年製作/高畑勲監督


下手なチェロ弾きの男が毎晩訪れる動物たちと触れ合う中で上達していく。宮沢賢治の同名童話をスタジオジブリで活躍する前の高畑勲が監督した中編アニメ作品です。
何故あれだけ平然と動物たちと会話ができるのか、まあこれは宮沢賢治作品だと思えば納得いくのですが。主人公ゴーシュの性格やら人となりが全く伝わらないので感情移入ができない。そして動物たちへ意識せずした演奏が上達のヒントとなっていた、というのが物語の核なのですが、何が効果的だったのかさっぱりわからず。楽長のキャラは好きでした。チェロの音色って結構深いんですね。
とりあえずカッコウ役の肝付兼太があまりにスネ夫だったのには笑いました。