ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「風通しのよいカメレオンリポート」

日本/'89年公演/山の手事情社(安田雅弘作・演出)


第三舞台」出身の安田雅弘を中心に'84に早稲田大学演劇研究会を母体に旗揚げした劇団「山の手事情社」。現在では"四畳半"や"山の手メソッド"など特殊な独自の表現方法を駆使した実験的なイメージの劇団として広く(?)認識されていますが、まだそんな型の出来上がってない初期の作品です。1時間の枠*1に収めるべくかなりカットがあるような。
もう、さっぱり。とにかく早口&バックの音楽で台詞が聞き取りにくいのが大きな要因。音を拾うマイクの質が悪いのもあるでしょうが。お客が笑っても、何で笑ってるのかわからないのは結構辛いものです、アメリカンジョーク聞いてるような気分になります。なので最初からストーリーを追うのはあきらめて、その場その場を楽しもうと思って観てました。が、そもそも音が聞き取りにくいので・・・。理解不能ならマシだけれど、面白みも得られなかったです。う〜ん、不完全燃焼。

*1:宝島PRESENTS ビデオ芝居探検隊シリーズ。発売当時人気のあった19程の劇団の公演を収録したビデオシリーズ。