ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

監視カメラが忘れたアリア

虚構の劇団『監視カメラが忘れたアリア』【DVD】
日本/’07年公演/虚構の劇団(鴻上尚史作・演出)


あらすじは第4回公演版を鑑賞した過去の日記へ(→id:totte:20220716)。今回は旗揚げ準備公演として中野ザ・ポケットで初演されたバージョンです。
警察の監視カメラシステムと聞くと『踊る大捜査線 THE MOVIE 2』を連想します、あれは2003年公開でした。戯曲が改訂されているのかまでは確認していませんが、比較的ヒロインの言動が良い意味で非常に分かりやすく、悪い意味で説明的な描かれ方をしているように感じました。また、監視カメラの功罪にかかる描写がなくライトな印象も。今回の方が青臭くて好み。
主役が山崎雄介だとより劇団公演らしく。まだマイルドな演技の大久保綾乃が魅力的。