ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「大パルコ人 メカロックオペラ R2C2〜サイボーグなのでバンド辞めます!〜」

日本/'09年公演/宮藤官九郎作・演出


音楽がマインド・コントロール以外で認められない近未来で、運命に抗ったサイボーグとかつてのロックスターが息子の暴走を止めるべく闘う。
ストーリーはアマチュア文芸誌レベルなのにそこはクドカン節で捻じ伏せる。サイボーグとハンバーグという全くうまくない連想が予想外にシンクロしてびっくり。もう男の子とは呼べない反抗期のおっさんではなくもうじじいと呼びたくなる反抗期のおっさん目線なのが無いものねだり的に不満でした。クドカンももう若くないのね。なにが「ロックオペラ」なのかもよく分からず。
森山未來に惚れるためだけの芝居。松田龍平は役が悪かった。そして平岩紙の可愛さが尋常じゃない。