ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「69 sixty nine」

69 sixty nine [DVD]
日本/'04年製作/李相日監督


1969年をハツラツと生きる、長崎・佐世保の高校生の青春を描く。村上龍の同名小説を、宮藤官九郎脚本・妻夫木聡安藤政信主演で映画化。村上龍のハチャメチャに、クドカンのムチャクチャが加わって、それはもうぶっ飛んだ作品に仕上がっています。
バンドしたり、夜の学校に忍び込んで校舎にペンキぶちまけたり、校長室でウ○コしたり、全共闘や番長にからまれたり、恋をしたりと、とにかく「楽しければいいじゃない」と走り回る高校生たちには、強く羨ましさを覚えます。一致団結してバカをやるってのは、本当に楽しいんだろうなあ。
おバカな映画ながらも、ワキに岸部一徳國村隼ら堅い俳優を置いて、少しは引き締まった感じになっています。妻夫木はバカでもかっこいい。でも、最後ちょっと全体のスピードが落ちた感じがしたのがやや残念。そのうち本も読もうかな。