「Survival in the Darkness」

日本／公演中／読演貴族(すずきたつろう作･演出)

人口が暴発寸前の世界で、抑制政策のため設けられた他者排除ゲームの真意とは。名古屋で"読むこと"に拘る劇団「読演貴族」による公演です。初観劇。
なんとも後味の悪い作品。論理戦と心理戦を駆使した漫画「カイジ」にイメージが似ているのですが、設定に無理が有りルールも甘い。更にキャラクターにバリエーションがなく、居ても居なくてもいいような頭数調整にしかなっていなかったのも残念。リーディングに近い公演形式を逆手にとった暗闇設定はなるほどと思ったのですが、三面舞台にした意味は見出せませんでした。
声に頼り過ぎる声優によく見かけられる演技プランが気になって気になって。それが武器となれば強いのでしょうが。