2021-10-09 天守物語 演劇 日本/’11年公演/新国立劇場(泉鏡花作、白井晃演出) 姫路城の天守に巣食う魔物と地上の鷹匠との恋愛模様。1917年に発表されたが、モノの本によると初演は1950年代だとか。 妖しさ満点、海外ものであればダークファンタジーとジャンル付けたいけど、この作品ではどうもしっくりこない。我が物顔で城の最上階に居を構える魔物が絶世の美女で、主人に腹を切らされそうな凡庸な鷹匠が美男子という設定は、もはやラノベです。ラストにデウス・エクス・マキナのような彫師が現れて大団円というトンデモ展開ですが、関係なく楽しめました。 篠井英介の女形が絶品。平岡祐太も役にハマっていて良し。