ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「レナードの朝」

レナードの朝 [DVD]
米/'90年製作/ペニー・マーシャル監督


治療不能といわれた脳炎患者の回復に生涯を捧げた医師の"奇跡の一年"を描く。実話をもとにしているとか。
原因も効果もわからない難病は世界中に五万とあって。つまりその病気に対して日々奮闘している患者も医療関係者も同じ数だけいるのでしょう。この映画では一瞬の回復を美談とせず、医療の限界や人間の尊厳等そこからの問題提起を心掛けており、それをエンターテイメントとして表現している点で好ましい。こういうテーマの映画を観ると手塚治虫の「ブラックジャック」は凄いなあと。
ロビン・ウィリアムズロバート・デ・ニーロ。デ・ニーロの演技は目をみはる。