ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「夕顔のはなしろきゆふぐれ」


日本/公演中/維新派(松本雄吉作・演出)


「移民」や「漂流」をキーワードにかかげる唯一無二の劇団「維新派」による最新公演です。野外劇ではなく室内公演での初観劇。
街。「好きですか」と問われてしまい、即答はできず。維新派維新派たらしめる圧倒的なパフォーマンスを初体感。椅子が悪く、時々単調に感じるところもあって、結構しんどかったということはちゃんと記しておくとしてですね。演劇を観ているというより"展覧会"に来たような。もう現代美術展です。舞台美術がキリコの絵を思い起こさせたからでしょうか。刺激的であったことは確かで、いまだにあれが「LIVE」だったことが信じられません。
会場外の恒例屋台村の雰囲気も良い。全体的になんか別の民族(日本人から見た、という意味合いではなくもっと原始的な意味で)と触れ合った気がします。