ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「琉球ロマネスク テンペンスト」

日本/'11年公演/羽原大介作、堤幸彦演出


19世紀末の琉球王国を舞台に、運命のいたずらに左右されながらも琉球を愛し続けた一人の女性の激動の人生を描く。映像畑の堤幸彦演出による商業演劇作品です。
琉球の尚氏というのは歴史では習いはしたものの、どのような王族なのかは全く耳にしないですよね。中国と日本、薩摩、そしてアメリカなど、様々な外国としたたかに外交し独立国であり続けた小国。生き残り繁栄するのは非常に困難なんだということがよくわかりました。作品の質としては、駄作。TVと同じ作りで出来ると思うなよッ。ナレーションを排し、役者だけで見たかったです。場転が細かく多過ぎるのも頂けない。けれども流石、映像の使い方には目からうろこでした。
仲間由紀絵の腹式を誰か直してあげてください。生瀬勝久の良さが活かしきれてなくて不満。