「なゐ震る」
日本/'06年公演/ザ・プラン9(久馬歩作、鈴木つかさ演出)
地下室で地震の研究にあけくれる地震学者の卵たちのお話。本公演が演劇に近いといわれる、M-1決勝にも進出したことのある実力派コント集団「ザ・プラン9」による公演です、初見。
観るタイミングがあまりにあまりで変に思い入れてしまうのが困りました。「地震の予知」は待望されていることではあるけれど、その分野が発展したとしてもその精度には限界があることでしょう。そのとき我々は例えそれが狼少年となっても見守っていけるだろうか、そんなことを考えてしまいました。本編についていえば、コントであり演劇である、ラーメンズ小林賢太郎の「K.K.P.」に近い匂いを感じましたね。オチがわかってしまい弱い。
予想以上にプラン9の面々が芝居していて驚きました。もっと素でやるのかと。いやまあ素なのですが、ちゃんと空気をつくれているんですね。ぶっちゃけなめててすみません。