ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「キレイ 神様と待ち合わせした女」

日本/'00年公演/松尾スズキ作・演出


パラレルワールドの日本を舞台に、長年の監禁から逃げ出した上で自分の記憶を消してしまった少女ケガレの壮絶な人生を描く。松尾スズキの初ミュージカル作品の初演版です。以前に学生演劇で観ています*1
今作は松尾スズキ脚本の中でも好きな方なので、それなりに期待して観ました。神大はちの巣座の公演が素晴らしい出来だったのでどうしてもそちらと比べてしまいますが、いやいや僕ははちの巣座版の方が好きです。舞台美術も演出も。特筆したいのは、かつてケガレが監禁されていた地下室へとつながる入り口の見せ方がオリジナルの方がちゃちいし印象的でないということ。結構残念でした。
役者、クドカンと山本密。以上。再演では山本密の役をクドカンが演じたとか、うーんどうなるんだろう。

*1:過去の日記参照→id:totte:20081204