ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ミス・ダンデライオン」

日本/'06年公演/演劇集団キャラメルボックス(成井豊作、成井豊・隈部雅則演出)


19年前に死んだ大好きだった青年を助けるために過去にタイムトラベルする女医さんの純愛物語。梶尾真治の「クロノス・ジョウンターの伝説」を原作にしたキャラメルのシリーズ第3作目です。
「ハーフタイム・シアター」といって演劇初心者にも気軽に劇場に来てもらうために1本60分の芝居を上演するキャラメルの売りシリーズのひとつ、ということでかなり無理矢理詰め込まれてるのがハッキリとわかります。クロノスシリーズは既に2本観てるのですがタイムトラベル物として観るとガッカリする点が多々あるので今回も期待せずに観たところ、思いのほか突っ込み所がなく満足できる範囲でした。ただストーリーーは成井らしく突っ込み所満載ですが。
「さあ感動してください」とでも言わんばかりの作りが鼻につくのですが、それでも楽しく観れてしまうのがキャラメルの凄さ。照明の打ち方はいつも参考になります。