「花の紅天狗」

日本／公演中／関西大学学園座(中島かずき作、マミス演出)

伝説の演目「花の紅天狗」を演じることに命をかける人々の姿を描く。「劇団☆新感線」の作品を関西大学の学生劇団「学園座」が上演したものです。
大衆演劇の世界が舞台になっており"演じる"ことが主題のひとつ。素晴らしい舞台を創り上げるという目標は舞台の中も外も同じ、という心意気は感じられました。ただ音照があまりに拙い。音響はホールのスピーカーのせいかわかりませんが、しょぼすぎます。もっとフォローしてあげないと役者が可哀想。そして照明はプランから練り直した方が。効果が効果になっていません。あと、舞台美術が作品に合ってないかと。それか演出がもっとうまく使ってあげるべき。
役者は力量にかなりのバラつきが。主役は蕎麦屋じゃなくて元座長ですよね。咲雪埜がダントツにうまい。