ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「隠し砦の三悪人」

日本/'58年製作/黒澤明監督


お姫様を隣国に逃そうとする男と巻き込まれた二人の凸凹コンビの金塊背負っての大逃走を描く。'08年にリメイクされ話題になりました。
見せ場をふんだんに盛り込んだ至極のエンターテイメント作品となっています。凸凹コンビのキャラクターが素晴らしいです。初めの掴みから素敵。喧嘩ばかりするけど仲はよく、すぐに金塊に目のくらむ両者がほほえましくてしょうがないです。あの二人のあのキャラがあったからこそ歴史に残る作品になったのでしょう。ただキャラの立った二人に全く引けをとらない存在感を放つ三船敏郎には脱帽。
ところでなぜ題名は"三悪人"なのでしょう。ちょっとした疑問。