「椿三十郎」

日本／'６２年製作／黒澤明監督

陰謀に巻き込まれた若侍たちに手を貸す流浪人三十郎の姿を描く。同じく黒澤『用心棒』*1の続編で、昨年織田裕二主演でリメイクもされた作品です。
『用心棒』を観た時にも書きましたが、まさにTHE娯楽映画。エンターテイメントはこうでなくっちゃ。細かいところまで目の行き届いた話で、時間の経つのを忘れて観ふけってしまいました。ちょっと皆頭が悪過ぎる気もしないでもないですが、それはそれ。
前作に引き続いての三船敏郎も仲代達矢(前作とは別の役)もいいし入江たか子なんかも素敵ですが、誰よりも小林桂樹が一番おいしい役でした。あれはズルイ。

*1:過去の日記参照→id:totte:20080427