ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「きみがいた時間 ぼくのいく時間」

演劇集団キャラメルボックス きみがいた時間 ぼくのいく時間 2008年版 [DVD]
日本/'08年公演/演劇集団キャラメルボックス(成井豊・隈部雅則作、成井豊演出)


極秘裏に開発が進められていたタイムマシンに乗って過去にとび、事故死した最愛の妻を救おうとする男の生涯を描く。SF作家梶尾真治原作をキャラメルボックスが舞台化した作品で、梶尾作品を舞台化するのはこれで4作目だとか。キャラメルは初見。
とりあえず今作は脚本のラストが気にくわない。あれじゃつじつま合わなくないですか。え、過去ってそんなに簡単に変えていいの?というか前半はいったい何だったの?僕はかなり不満です。これだったらヨーロッパ企画の『サマータイムマシン・ブルース』の方がよっぽどタイムトラベルものとしては考えられてる。そもそも伏線を匂わしといて拾わないってどうよ。何というかもうもったいなかったです、面白かっただけに。
それでも人気のある理由はわかりました。物語は素直に感動できるし音照含めてかっこいいし役者の呼吸は良いし。でもやっぱりTVの2時間ドラマとの違いがよくわからないのです。