ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「サマータイムマシン・ブルース」


日本/公演中(マチネ)/妄烈キネマレコード(上田誠作、西尾武演出)


粗筋は過去の日記からどうぞ*1。「タイムマシン、無駄遣い」な傑作戯曲を名古屋の「妄烈キネマレコード」が上演したものです。
どうしようもなく暇な時間をもてあそぶモラトリアム期の醍醐味を、みごと具現化させたのが魅力のホンだと思っています。妄キネ版は丁寧なスタッフワークで、大きな穴はなく。ただ致命的なのは、夏の暑さが感じられない。そして、疾走感がもっとほしい。暇はありあまるほどあるんだけれど、そんな青春は待ってくれないのだから。
役者の力量のバラツキがみえる。

*1:ヨロ企『〜2005』→id:totte:20050904(劇場)、id:totte:20060307(DVD)、ヨロ企『〜2003』→id:totte:20080524(DVD)、関西学院大学Theater Hi-Wind版→id:totte:20081219、劇団バッカスの水族館版→id:totte:20121208、44口径マグナム版→id:totte:20131222、映画版→id:totte:20050822、id:totte:20060707、id:totte:20161223