ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「阪急電車 片道15分の奇跡」

阪急電車 片道15分の奇跡 [DVD]
日本/'11年製作/三宅喜重監督


兵庫県の西宮から宝塚を結ぶ阪急電車今津線を舞台に、偶然出会った人々の人生の機微を描く。有川浩の同名小説の映画化です。
実在する小さな路線の一駅一駅に物語を用意しながら紡いでいく設定勝ちの小説をほぼそのままに映像化した形。地上波放送を見越してCMを挟むタイミングまで多分あって、これなら最初からTVドラマでよかったのに。知らない人同士が同じ空間を共有する電車。「阪急電車」という一企業の一路線に対して身近な友人のような温かみある距離感が新鮮で気持ちよい。
これだけキレイな女の子ばかり出てくると反発してしまう。こんな奇跡はもっと一般化して欲しいです。