ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ワーニャ伯父さん」


日本/公演中(再演)/地点(A・チェーホフ作、三浦基演出)


チェーホフの四大戯曲のひとつ『ワーニャ伯父さん』を京都の劇団「地点」が拠点では7年ぶりに上演したものです。昨年オープンした持ち小屋「アンダースロー」にて同じくチェーホフ桜の園』との交互公演ということ。初観劇。
センスのかたまり、という陳腐な言葉で表現してしまってよいものかしら。木製のグランドピアノが一台、草が生えている。それだけで眼福でした。この上演スタイルがストレートプレイとどれほど違って、どれだけの構成が入っており、どんな解釈がなされているのかはとかく無知のためわかりませんが、ひとときも目が離せなかったという事実だけは残っています。劇場の雰囲気からして非常に良いですね。
所属役者6人での上演がまるで必然であるかのように思わせる配置、これを以前は5人でやっていたのかと思うと訳がわかりません。