ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「Jのめぞん du Soleil」


日本/公演中(マチネ)/男肉 du Soleil(池浦さだ夢作・演出)


高橋留美子の漫画「めぞん一刻」の世界のなかで、Jと呼ばれる男の恋を成就さすべく応援する上裸の男たちの饗宴。京都発のヒップホップ演劇を行うダンス・カンパニー「男肉 du Soleil」最新公演です。初観劇。
まず主演のJこと城之内コゴローが物語中盤に不慮の事故(真相不明)で突如降板。団長池浦がトンデモ設定のもと「J」として代役に立つというハプニングが。団員一丸となって乗り切ろうとする姿は胸熱。それを差っ引いても、これは「一体感を共有する芝居」なんだと思います。引いたら負け、時間とお金のムダ、というのを観客が自ら理解しなければならない。だから客を選ぶ。こういう作風ならばオールスタンディングでやって欲しいです。
癖だらけの団員たちのなかでヨーロッパ企画からの客演・酒井善史。メカ好きをいじられまくり。