「疑惑の影」
田舎の平凡な生活に嫌気がさした少女の家に、殺人犯の疑惑のかかった叔父が訪ねてくる。
今まで観たヒッチコック作品の中で一番つまらなかったです。断片的に男の背景が見えてきてだんだん核心に迫る展開は面白いです。でもそこにどうも乗り切れないというのか。男を社会が生み出した悪のように描こうとするも説得力はイマイチ。サスペンス感もイマイチ。ただ女の子目線の、好きだった叔父から殺人犯な叔父にシフトした恐怖はなかなかでした。犯行がいやにねちっこいんです。
昨日の『海外特派員』といいこれといい、ヒッチコックはまだ自分の映画に出演してないのでしょうか*1。見つけられませんでしたけど。
*1:追記:出てることが判明。あまりに冒頭での出演らしく、探すことにまだ頭がまわっていなかったようです。