ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「マーニー」

マーニー [DVD]
米/'64年製作/アルフレド・ヒッチコック監督


過去のトラウマから盗みを繰り返す女とその病気から救おうとする男。
どの作品を観ていてもヒッチコックは精神描写をどう表現するかをずーっと考え続けた職人さんだったんだなと思うのです。ぶっちゃけストーリーが面白いかといわれると首を傾げてしまうことが多くて。これもラストに実を結ぶからまだよかったものの男の身勝手さが鼻につき始めるともうダメですね。「ただしイケメンに限る」を地で行くだけですもの。
ショーン・コネリーのバタ臭さ。ティッピー・ヘドレンは『鳥』の人ですね。