ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ダブリンの鐘つきカビ人間」


日本/公演終了/大阪市立大学劇団カオス(後藤ひろひと作、藍染メリー演出)


近日中に2度観ている作品*1を、今度は劇団カオス上演版で観劇です。
やはりホンの構成に難があると思うんです。特に剣士たちが怪獣と戦うシーンがあまりに余計。それを踏まえて。他と違って2時間強という上演時間に収めたために、冗長なホンでもそれなりに観やすかったです。カビ人間とおさえという主軸の描き方・見せ方が弱かったのが残念。もっと印象的にできたのでは。3度目の舞台転換の見せ転が非常に効果的だったので特筆しておきます。
市長はともかく、剣士の性転換はいただけない。役者がどうこうというよりかは、ホンの構成として主人公が映えにくくなってしまっていました。

*1:過去の日記、劇団ケッペキ版→id:totte:20111010、パルコ・リコモーション再演版→id:totte:20111102