「犬夜叉」

日本／'０１年公演(再演)／劇団☆新感線(戸田山雅司作、いのうえひでのり演出)

現代からタイムスリップした少女が半分人間で半分妖怪の犬夜叉とともに、強大な力を秘める四魂の玉をめぐって妖怪たちと死闘を繰り広げる。高橋留美子の人気漫画を新感線とPARCOが舞台化した作品です。
ハッキリ言って、つまらない。高橋留美子は好きなもののこの原作は軽く読んだくらいの自分ですが、まったく面白くなかったです。ヒーローショーは新感線のお家芸のはずなのに、震えるシーンはなく震える台詞もない。ダラダラバタバタしてるだけで、登場人物の魅力すら感じられません。ケレン味があったのはラストのどんでん返しくらいか。中島かずきが書けばよかったかもしれませんが、いのうえ演出も冴えておらず、すなわち駄作という一言に尽きます。残念。
馬渕英里何はかごめじゃないと思えば良い演技だったと思います。京晋佑の弥勒が一番ハマッていた。犬夜叉の佐藤アツヒロが一本調子じゃなければもう少し観れる芝居になったと思います。