「MIDSUMMER CAROL‐ガマ王子vsザリガニ魔人‐」

日本／公演終了／大阪府立大学劇団１２３(後藤ひろひと作、山崎晃平演出)

偏屈で人嫌いなじじいが１日しか記憶のもたない少女パコと出会い、心が変化していく。後藤ひろひとの名作を大阪府大「劇団１２３」がin→dependent theatre 2ndで上演したものです。オリジナル再演版を映像で観ています。
ホンに引きずられたのか、１２３の武器であるはずの「笑い」が全然自分のものに出来てなかったです。もっと個人ギャグを足してもよかったのに。舞台と衣装は物足りなかった。舞台は外部の小屋ということもあって抽象になるのは仕方ないとしても、衣装は(特にサマークリスマスの時のは)凝って欲しかったですね。音響が残念、演出は場面の繋がりを大事にしてください。でもこの脚本はやはり出来が良い。
大貫役の遠藤耕太郎は立派、見飽きない。医者役の彼(当パンで名前がわかるようにして欲しい･･･)の間合いも好きでした。