ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ロードランナーズ・ハイ」

日本/'02年公演/ヨーロッパ企画(上田誠作・演出)


散らかり放題の学生寮に新入生がやってくる、ゲームなんてしてる場合…ある!?吉本興業が主催した"よしもとrise演劇祭"で最優秀賞に輝いた作品です。
大学生ってこうだよね、とついつい観ながらうなずいてしまう内容。掃除なんてしたくないし、やりたくないことをやってるときは何故か別のことに気が行っちゃう。それにしてもよくあんな(良い意味で)くだらないことを次から次へと思いつきますよね。あれだけのネタで上演時間100分を飽きさせないのはもはや神業です。
人物の役割分担が上手い。キャラの書き分けが微妙な人もチラホラいましたが、でも誰もが身近にいそうなのは流石。小道具を使った伏線が多かったですね、面白かったです。今作では映像を結構メインに使っていて、それが良い感じに邪魔になってなくてその場に溶け込んでいたのが◎。全体的にちょっとパンチが弱い気もしましたが、とても楽しめて満足。ただ"山田さん=寮母さん"だと思ったのになあ。読みすぎたか。