ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「アンドロイド版『三人姉妹』」

日本/'12年公演/青年団(A・チェーホフ原作、平田オリザ作・演出)


ロボット分野の権威であった教授の死後を生きる娘たち家族のお話。チェーホフ作品を下敷きとした、ロボット分野の第一人者である石黒浩大阪大学教授と平田オリザによる「ロボット演劇プロジェクト」作品です。
ロボット演劇を観るのは2作目*1。死なないし物事を忘れない"機械"と日常を共にすることをどう捉えるかが問われているように思います。設定も日本となり、3.11を想起させられる大災害が近所で起こったという。生活とは何かを考えさせられました。惜しむらくは「三人姉妹」そのものを観たことがなかったこと。
人間の役者に加えてロボットのロボビーR3とアンドロイドのジェミノイドFが共演。現代のあらゆるテクノロジーを駆使すればまだまだ出来ると思うのですが果たして。

*1:大阪大学ロボット演劇プロジェクト×吉本興業銀河鉄道の夜』→id:totte:20130505