ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ミクロの決死圏」

ミクロの決死圏 (ベストヒット・セレクション) [DVD]
米/'66年製作/リチャード・フライシャー監督


ある国家的重要人物の脳血栓を治すべく、軍最高機密である"物体をミクロにする方法"により縮小され血管に送り込まれた医療チームの悪戦苦闘を描く。今から約40年前の視覚効果が見もの。
昔の特撮なんて見れたもんじゃないと思っていましたが、想像していたよりかは見るに耐えるものでした。今のCG技術をもってすれば何十倍も素晴らしい映像ができるのは勿論ですが、これをその時代に撮った、ということにまず敬意を表します。血管の中の描写が良いですね。
とはいえ映像だけに力を込めてるわけではなく、次々に「これでもか」と起こるトラブルは、先が読めてしまうとはいえハラハラドキドキするものでした。ちょっと淡々としすぎてる感もありましたが、まぁそれはそれで。腑に落ちない点もありましたが、一種のファンタジーなので深くは気にせず。それなりに楽しめたのでよかったです。