ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

アニメ「劇場版ツバサ・クロニクル 鳥カゴの国の姫君」

日本/'05年製作/川崎逸朗監督


映画においての粗筋。何らかの理由で王女の記憶(生命の源?)が、自分達の世界とは異なった様々なパラレルワールドに「羽=ツバサ」に形を変えて分散してしまう。それを探し出すために仲間と旅をするが、その羽は強大な力を秘めており悪事に使われてしまっていた。羽を取り戻すために、その世界を救うために、主人公たちは悪に戦いを挑む。CLAMPの人気漫画をProductionI.Gが映画化。NHKで連続アニメが放映されていました(今でも?)。
映画の中で登場人物や世界についての説明、一切なし。とりあえず原作を知っていることが前提条件となっています。I.Gが製作してることもあって、映像はかなりハイクオリティ。制作費がケタ違いなTV版と比較するのは間違ってるとは思いますが、やっぱり「あのアニメがここまで"動く"か」と感嘆せずにはいられません。ただ1時間弱の枠に収めるため*1にかなりシーンをカットしたと思われます。話が無理に飛んでたり。台詞でカバーしてますが、何かちょっと変な感じ。
内容としてはTV版の延長線上のモノ。映画にした意味はあったのかしら、と疑問符。

*1:この映画、上映時は同じくCLAMP原作・I.G製作の『劇場版×××HOLiC夏ノ夜ノ夢』との2本立て。TV放映時に録画し忘れて観れてません。泣。