ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「映画 妖怪人間ベム」

日本/'12年製作/狩山俊輔監督


その姿から人間に疎まれる存在の妖怪人間の3人が正義のために人間を助ける姿を描く。かつての有名アニメを日本テレビ製作で実写TVドラマ化した作品の映画版です。まったくの初見。
原作ドラマを観てなくても映画作品として導入があって親切。子供よりその親層がターゲットでしょうか。家族がテーマだったのかな。まったく期待してなかったわりに、なんとそれなりに楽しめました。見せたい映像に一貫性がないのか全体的にバラバラした印象はありますが、この監督はPV撮らせたらハマるかもしれません。変身前の着ぐるみ感はなんとかしてほしかった。
主役3人にはあえて触れませんが、筒井道隆演じる父親が異常なまでに空気なのと、悪役の社長の行動にリアリティがないのが残念。あれは副社長設定ならまだ良かった。中村橋之助は頑張ってたけど。