2018-09-25 「書く女」 演劇 日本/'16年公演/二兎社(永井愛作・演出) 貧乏に悩ませられながらも筆に命を捧げた樋口一葉の半生を描く。 何を書くべきか。それは一葉にとってはどう生きるかに直結する。女だてらという言葉に戦いを挑んだ生涯だったのでしょう。女だてらに戸主となり、作家となり、独身を貫く。そんな世間の「だてら」に揺れながら、もがきながら、文字通り魂を削って文字を書く一葉を永井はあえて「女」と称したのが凄い。 黒木華は怪優・白石加代子の座を奪う勢い。