日本/'11年製作/飯塚健監督
厳しく躾けられた財閥の御曹司が荒川の河川敷で不法占拠する変な住人たちと出会い、自分を見つめ直していく。同名漫画の映画化です。
不条理ギャグ漫画の実写化ということでどこまでやれるかが明暗を分けるかと。その意味では「親の呪縛から逃れ自立する」というまともなストーリーに終始し、原作のもつ異質さは削れていたのは残念。ただよくキャスティングしたなと思う顔ぶれがふざけたメイクで闊歩している、それがこの映画のギャグそのものなのかもしれません。
つまりは全身真緑・小栗旬と顔面真黄・山田孝之の圧倒的迫力の勝利という訳です。