ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「冥土ダイバー」


日本/公演中/牛乳地獄(桐原工務店作・演出)


ウジウジ青年が過去の人生の分岐点に戻って好きな女の子に自分の想いを届けようとする。名古屋の劇団「牛乳地獄」と「金星ロケット」による合同公演の一本目です。前知識無しでの初観劇。
過去を変えようにも思い通りには行かず。為して成す、でも結局変えられるのは自分自身だけなんですね。言葉のイメージの膨らまし方は面白い。タイムワープによるパラレルワールドを扱う作品にはいつも思うのですが、それへの作品世界における見解と理論武装が欲しい。気になってしまうので。時折パフォーマンスが挟まれるもあまり効果的じゃないのはセンスの問題でただただ勿体ない。
役者陣みんな演技で外しはしないんだけれど、役の雰囲気とどうも合わなくて。その違和感が最後まで残ってしまいました。