「相棒 劇場版 絶体絶命!42.195km 東京ビッグシティマラソン」
日本/'08年製作/和泉聖治監督
東京マラソンの裏側で起こる連続殺人に警視庁特命係が挑む。TVドラマの大人気シリーズの映画版第1作です。相棒はまだ寺脇康文の頃。
不評だったのは聞いていましたが、うーん確かに。映画だから大掛かりに、という意識が空回りしている感じが否めないです。2007年に始まった東京マラソンや「自己責任」と騒がれた危険地帯でのテロリスト拉致事件、国の機密情報極秘廃棄など実際にあった物事をフィクションとして組み込んであるのですが、そのつながりもスッキリしない。"相棒"が特に活躍するわけでもなく、この映画が何を意図して作られたのかがわかりません。
木村佳乃は良い。津川雅彦と岸部一徳も準レギュラーだそうですね、彼らはシーンの緩急をよく心得てます。突然の岸谷吾朗に一番噴きました。