「DOCUMENTARY of AKB48 to be continued」
破竹の勢いのアイドルグループAKB48の「今」を切りとったドキュメンタリー映画。映画監督の岩井俊二が製作総指揮を担い、2010年の1年間に密着した作品となっています。
映像は乙女チックですが、メンバーの「生の声」を主軸に将来への不安やAKB48というグループの意味を描き出そうとしているのはわかります。でも特筆すべき箇所はあまり無く。副題を「10年後、少女たちは今の自分に何を思うのだろう?」という問いかけにしたのならば、ファン向けじゃない切り口も観てみたかったです。とりあえず、みんな若いので部活動のイメージだったのですがアイドルを「仕事」と捉えてるコが多くて、その現実の見極めに逆に好感をもてました。
リーダー高橋みなみをはじめとした1期生の発言にまだまだ20歳そこそこながら地道に苦楽を体験してきた重みが感じられて、ああ着実に前に進んできたのだなと。秋元康はすごいな、という結論。