「ジョーズ」
米/'75年製作/スティーヴン・スピルバーグ監督
平和な観光島の海岸を襲う巨大なサメと人間の闘いを描く。スピルバーグの出世作です。
単なるパニック映画だと思っていたのですが、なんの。伏線の張り巡らされた脚本の出来もよく、言わずもがなジョン・ウィリアムズの音楽も恐怖を煽り良い。名作にはそれなりの理由がありました。現在観ると重要なサメが造り物っぽすぎますが、それ以外は全然古い印象も受けず、楽しめました。ニューヨークから来た警察署長、サメに心奪われた学者、ならず者の漁師というキャラの描き分けも活かされてて面白い。
ロイ・シャイダーにロバート・ショウにリチャード・ドレイファス。後半の船上の3人の交流が特に好き。ドレイファスの表情の変化が魅力的です。