ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「20世紀少年―第2章―最後の希望」

20世紀少年 <第2章> 最後の希望 〔スペシャルプライス版〕 [DVD]
日本/'09年製作/堤幸彦監督


「血の大晦日」を闘ったケンヂの仲間たちはテロリスト扱いされてしまい、世界は"ともだち"の手の上で回り続ける。浦沢直樹の漫画「20世紀少年」の映画化3部作の2作目です。
全く期待せずに観た、のにもかかわらずそれ以上のひどい出来。物語のつながりがまるで見えないうえ、落とす気が毛頭ないラスト。漫画のシーンを3次元化して並べることが「映画」だとでも思ってるのでしょうか。これを一作品と呼ばせるのもおこがましい。こういう風に作りたかったのであれば日テレで連続ドラマとしてやるべきでした。原作からの変更点がどういう結末に向うのか気になるのが癪です。
それにしても役者の揃え方はもう病気ですね。一押しは小泉響子役の木南晴夏。彼女は漫画と完璧同じ驚き顔をするのです。すごい。