ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「モンティ・パイソン 人生狂騒曲」

モンティ・パイソン 人生狂騒曲 [DVD]
英/'83年製作/テリー・ジョーンズ監督


イギリスが誇るコメディユニット「モンティ・パイソン」によるメンバー全員が出演する最後の映画。なおこの映画は「人生の意味とは何か」について描くコント("スケッチ")の本編と、テリー・ギリアムが監督した17分の短編で構成されています。
日本のお笑い、特にナンセンス・コメディに多大な影響を与えた「モンティ・パイソン」の名前は知っていて2,3スケッチを観たことはありましたが一作品として観るのは初めて。…何という不条理。ケラが『ウチハソバヤジャナイ』を作った意図がようやくわかりました*1。風刺やブラック・ユーモアに溢れるも、ひとつひとつのスケッチが別々のようで繋がっているその構成の腕とセンスに脱帽。ただ好きな笑いじゃなかったです。ちょっとした拒否反応。
そこまでの衝撃がないのはやはり模倣があまりに広がったからでしょうか。創成期に観てみたかったです。

*1:ケラのパイソン好きは有名で、自分の制作会社に「シリー・ウォーク」と名付けたほど。