ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「夏の夜の夢」

日本/公演中/子供のためのシェイクスピアカンパニー(W.シェイクスピア作、山崎清介演出)


毎年夏休みにシィエクスピアの戯曲を大胆にわかりやすく翻案して上演する「子供のためのシェイクスピアカンパニー」の最新公演です。四角関係の男女4人ってそれだけでもゴタゴタするのに、それをいたずら好きの妖精パックが惚れ薬を使ってかき回し。そこに妖精の王様夫婦と芝居の稽古に集まった町衆も加わっての夏の一夜の大騒動。最後は皆それぞれの鞘に納まり大団円。シェイクスピアにしては他愛のない喜劇で、結構人気のある作品です。
より"子供のため"になったような。昨年までよりドタバタ色が強く、なんか学芸会のノリになってしまっていてちょっと不満。物語的にも演技的にもキリッと引き締まった感があまりなかったです。役者もいつもより顔を知らない人が多く、特に彩乃木崇之が出てなかったのが残念。上演前のミニライブ(コント?)「イエローヘルメッツ」において山崎+彩乃木コンビが右端にいないと魅力半減と言ってもいい!!
粗筋で書いた"大団円"。・・・ん、ディミートリアスはあれでいいのか?彼だけ自分の気持ち騙され続けて生きていくのかと思うと、可哀相に。役者、山崎清介は期待を裏切らない、いやそれ以上!!佐藤誓・山口雅義もよかったです。伊沢磨紀は女役が似合わないなあ。