ノブをまわすと

その日観た映画や、演劇をはじめとした舞台公演に、ちょっとした感想でも。

「ウォーク・ザ・ライン 君につづく道」

ウォーク・ザ・ライン 君につづく道 特別編 [DVD]
米/'05年製作/ジェームズ・マンゴールド監督


1950年代のアメリカの伝説的歌手、ジョニー・キャッシュの生涯を描く。キャッシュ役にホアキン・フェニックス、そしてキャッシュの妻であり、これまた伝説的カントリー&ブルーグラス&フォークグループ「カーター・ファミリー」の次女ジューン・カーターを演じたリ−ス・ウィザースプーンは、この役でアカデミー主演女優賞を受賞しました。
ジョニー・キャッシュという歌手は全く知らなかったのですが、訪問販売員をしていた頃にローカル・レーヴェル*1からメジャーデビュー、絶大な人気を博したもののメキシコからの薬物持ち込みで逮捕。その後、ヤク中復帰後刑務所ライブで録ったレコードはザ・ビートルズをも抜く爆発的ヒットとなったそうで。ま、詳しくは映画で。グラミー賞も11回受賞しており、ボブ・ディランエリック・クラプトンら後の世代に与えた影響も計り知れないとか。
キャッシュの心の闇がうまく描き出せていました。子供時代のトラウマをずーっと引きずっていたんですね。ジョニー・キャッシュを知ってる人も知らない人も楽しめる映画になっていると思います。リース・ウィザースプーン(名前が覚えにくい。笑)はポップな感じがしてかわいかった。

*1:同レーヴェルは、彼以前にエルビス・プレスリーやロイ・オービンソンらを輩出。話題性のある非メジャー系レーベルだったそうな。Byウィキペディア